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こんにちは!にじほです。
今回は老年医療の専門家として30年以上高齢者を見てきた和田秀樹先生の本を紹介します!
セブンイレブンの本みたいです。
タイトル通り、見た目も、脳も、体も一気に差がつく40歳からどう生きるのか?について書かれています。
表紙の感じから、美容についての本かと思ったら健康についての内容でした。
この本の見開きに
実は私自身は健康診断を受ける必要などないと考えています
と書いてありました。健診センター看護師として気になりました。
読んでみた結論。
これは読むべきですよ~!
早速ご紹介しますね!
健康診断は必要ない?
40歳を過ぎても若々しくいるためにはまずは健康でいる(正常値に保つ)こと!と思っていたのですが、
健康診断の異常値を一生懸命正常値に戻すこと≠若々しさを維持する
と書かれているんですね。
どういうことでしょうか?
日本とアメリカの疾病構造の違い
その理由の一つは日本の死因トップとアメリカの死因トップの違いです。
日本人の死因1位=ガン アメリカの死因1位=虚血性心疾患(動脈硬化が原因)
日本人はガンで死ぬのに今の健康診断は動脈硬化ばっかり気にしてるんですね。
死因が違うのに日本ではアメリカの健康論を信奉しているのね。
しかも
糖尿病の人の血糖値を正常値にすればいい!コレステロール値は低いほうがいい!というのも一概には言えないんですね。
世間一般の常識と違いますね。
もちろん検査結果が正常値からあまりにも逸脱している人は別ですけどね。それに動脈硬化を放っといていいというわけでもないのでそこは間違えないでくださいね。
結果は気にしてくださいね!⇩
健診結果と実際の健康状態が違う
この本の冒頭にあるのが、人間は歳をとるほど個人差が大きくなるという事です。
そしていまの医療技術は遺伝には決して勝てないという事。
健康診断で異常値が出て、ほったらかしにしていても元気な人もいれば、まったくの正常値なのに心筋梗塞で倒れる人もいます。
- コレステロール値があがるから卵は食べない
- 油はできるだけとらないほうがいい
などと普通体型の人が節制すると必要な栄養素が足りなくなる。「足りない」ことは「余っている」ことよりも体や脳に悪いらしいのです。
病気になるならないは遺伝によるものも大きいので、節制することだけが健康への道ではないと言うことなんですね。
年をとったら粗食にするほうが体にいいと思っていたので意外でした!
健康診断が全く意味がないという事でもなく、現在の何でもかんでも少ない値がいいのだ!という風潮を否定されているのだなという事なんだと分かりました。
じゃあ何に気を付ければいいのでしょうね。ヒントは日本人の死因トップです。
そして体の健康も大事ですがそれよりも重要なことが続きます。
脳の老化は何歳から?老化予防法は?
なんと脳(前頭葉)の萎縮は40代からはじまるのだそうです。
40代から重要な感情の老化予防
40代は身体の機能よりはむしろ、心や感情から老け始める人が出てくる点が問題なんですね。
そういえば私もしょっちゅう「めんどくさい」って言ってます。これ良くないんですって。
消極的な生活によって感情が老化すると、脳や体の老化も進むそうです。
感情の老化原因は以下です。
- 前頭葉の萎縮
- 動脈硬化
- セロトニンの減少
この前頭葉の萎縮を遅らせる方法は日常生活でちょっと意識すればいいものだったので知っておいて損はないですよ!
老害は50代から
50代になると、40代よりもさらに前頭葉の萎縮が進んでその影響がさらに広範囲に出てくるのだそう。
怖すぎます。
たしかに職場を思い浮かべてみると50代から頭カチカチの人がチラホラいるかも。
脳だけでなく、心身の衰えが現実に現れてくる年代なんだそう。
健康診断のある重要な意味が50代から現実に分かってくるんですね。
本ではこの後60代、70代とどんなことに注意してどのように生活していけばいいか詳しく書かれています!
高齢者の脳トレは無意味だった
歳をとることで怖いのは認知症リスクではないでしょうか?
ボケ防止に脳トレがブームですが実はこれも認知症予防という観点では無意味なのだそう。
日常生活の中の「あること」で十分認知症予防は可能なんですね。
もし認知症になったとしても歳をとればある程度ボケるのは仕方のないことと受け入れる。
それも個性のひとつとして受け入れることで認知症の進行も遅らせることができです。
先ほど、人間は歳をとるほど個人差が大きくなるとありましたが、「老いを受け入れる事」は「個人差を受け入れる事」なんですね。
本当のアンチエイジングとは
40歳を超えても若々しくいるためには
- 40歳から意識して感情の老化予防をする
- がまんやダイエットがかえって良くない
という事なんですね。
ちょっと太めの人が検査結果を気にして懸命にダイエットをすることで、必要な栄養が足りず代謝の悪い体になってしまう。足りないからだというのは脳にも体にも悪影響で老化を早めてしまう。
例えばコレステロールは高いほうがガンにはなりにくいのだそうです。
では太っていたほうがいいのか?という事ではありません。
やせにくい体=老化が進んだ証拠
本当のアンチエイジングとは「食べても太らなった頃の身体」に戻すことなんですね。
筋肉量の問題ではないですよ?
では何に気を付けて、何を足せばいいのか?
それは本を読んでみてくださいね!
さいごに
この本の最後に「病気ではないこと」と「健康で若々しいこと」は違うとあります。
ただ長生きすれば幸せというわけではないですからね。
あまり上手に説明できませんでしたが、本の内容はとても素晴らしいと思いましたので是非是非気になった方は読んでみてください!
こちらもおススメ!⇩
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