乳がん検診はマンモグラフィーだけでいい?

健康と美容のこと

こんにちは!にじほです。

乳がん検診はマンモグラフィーだけじゃないのをご存じですか?

今回は乳がん検診の種類とおススメの検査方法についてお話します。

この記事はこんな人におススメ
  • 乳がん検診をはじめてする人
  • マンモグラフィーしかしたことのない人
  • 家族や親類に乳がんの方がいる人
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乳がん検診の種類

  1. マンモグラフィー
  2. 乳腺超音波検査
  3. 乳視触診

乳がん検診は40歳以上の方は各自治体のがん検診でも受けられますね!

その場合はマンモグラフィーです。

2年に1回ですが自己負担1500円で出来ます。自治体によりますが節目年齢(40歳、45歳、50歳、55歳、60歳など)は無料です。

それぞれの検査についてお話していきます。

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マンモグラフィー

マンモグラフィーとはX線検査のことですね。乳房を板でギュッと圧迫して薄く延ばして撮影します。

メリット

  • 視触診だけでは発見できないしこりや石灰化した小さな乳がんを発見できる。
  • ガンを判断できる精度が80%前後と高い(死亡率減少効果が証明されている)。

デメリット

  • 放射線の少量の被ばくがある。
  • 乳房を挟んで撮影するので痛みがある。
  • 高濃度乳房の人や若い人の場合、ガンが判別しにくい。

マンモグラフィーを受けられない人

  1. 妊娠またはその可能性のある方
  2. 授乳中の方
  3. 豊胸手術を受けた方
  4. 肋骨骨折や肋骨にヒビが入っている方
  5. ペースメーカや脳室-腹腔内シャントのある方
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乳腺超音波検査

乳房にゼリーを塗ってプローブという器具をあてて、反射波を画像化して乳房内を調べる検査です。

メリット

  • 痛みや放射線被ばくがなく、体への負担が少ない。
  • 高濃度乳房や若い人への検査に向いている。

デメリット

  • 死亡減少効果があることが証明されていない。

乳視触診

視触診とは医師が目で乳房を観察してくぼみがないかや、手で触ってしこりがないか、リンパ節が腫れてないか、乳頭から分泌物がないか調べる検査です。

こちらの検査は2018年に厚生労働省のがん検診部会が推奨しないという判断を下しているので、実施していない医療機関も増えています。

にじほ
にじほ

うちの健診センターでは実施してるけどキャンセルする方もいますよ~。

乳視触診は意味がないという医師も多いですよね。

それよりはセルフチェックが重要ですね!

セルフチェックの方法⇩

セルフチェックの達人になろう | ピンクリボン | キヤノンメディカルシステムズ
乳がんは自分で見つけやすい病気なので、毎月決まった日に自己検診を行いましょう。セルフチェックは、乳がん早期発見の方法の一つです。キヤノンメディカルは、乳がん検診で医療に貢献します。

高濃度乳房って?

高濃度乳房=マンモグラフィーではガンを見つけにくいタイプです。

乳房は乳腺と脂肪で構成されています。

マンモグラフィーでは乳腺は白く、脂肪は黒く写ります。

そしてガンは白く写ります。

にじほ
にじほ

マンモグラフィーでは乳腺もガンも白く写るから、

乳腺が多い乳房はガンが見つけづらいのね!

☆乳房のタイプ

  • 極めて高濃度…乳腺が多く脂肪がほとんどない
  • 不均一高濃度…乳腺の中に脂肪が混在する
  • 乳腺散在…脂肪の中に乳腺がまばらに存在する
  • 脂肪性…脂肪がほとんどを占める

高濃度乳房=極めて高濃度、不均一高濃度です。

一般的に乳腺は閉経後に脂肪に置き換わって行きます。(閉経後もホルモン補充療法を受けていると高濃度乳腺になりやすいとされています。)

乳腺濃度年代割合病変の発見
高濃度30~40代
閉経前
約10%見つけにくい
不均一濃度40~50代
閉経前~閉経周辺期
約50%見つけにくい
散在性中高齢約30%比較的見つけやすい
脂肪性高齢女性約10%比較的見つけやすい

ここで気になるのが自分が高濃度乳房かどうかですよね?

すべての自治体の乳がん検診で高濃度乳房の方に通知はされていないので、検診をうけた医療機関に問い合わせをされたらいいかと思います。

注意点は、超音波検査だけしていたらOKかと言えば、マンモグラフィーは超音波検査で描出が難しい「石灰化」の発見に優れているので、乳がんの見落としの可能性を減らすためには超音波検査の併用がおススメです。

※乳房超音波検査は自治体の乳がん検診にはありませんが、オプションで5000円くらいで追加できます。もし、お勤めの会社負担で出来る方は確認してみてください。

さいごに

乳がん検診にはマンモグラフィーと乳房超音波検査があります。乳腺の濃度によってマンモグラフィーだけでは見落としの可能性があるので、乳房超音波検査の併用がおススメとなります。

乳がんの羅漢率は年々増えています。私が昔、終末期病棟に勤務していた時、乳がん患者さんの多くが異変を感じながらも恐怖心で受診しておらず、ガンが進行してしまっていました。違和感は放置しないでください!

毎月のセルフチェックと定期的な検診を受けるようにして早期発見しましょう。

子宮がん検診についてはこちら⇩

コメント

  1. みけねこ より:

    記事を読ませていただきました。
    マンモグラフィ検査は痛くて苦手ですが、毎年受けるようにしたいと思います!

    • にじほ より:

      みけねこさま
      ブログ読んで頂いてありがとうございます😍とっても嬉しいです!!
      ぜひぜひ検診に行かれてくださいね!
      メールありがとうございました🥰

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