こんにちは!健診で看護師をしているにじほです。
お越しいただきありがとうございます。
今回は健診の胃カメラのお話です。
胃カメラは苦手な方がほとんどですよね💦
でも少しでも楽に飲むポイントはあります。
それにどうしてもしたくない人には胃カメラをしなくても胃の状態がわかる方法もありますよ~。
胃カメラが苦手な理由
胃カメラが苦手な方の理由は
- 吐きそう
- 苦しい
- 唾液を飲み込めない
- お腹が張る
- 喉の違和感
などでしょうか。これらの中で一番多いのが吐きそうですよね。
毎回憂鬱になりますよね。だからといって胃の検査をバリウムに変更するのも嫌だし・・・
コレ少しでもましにする方法を次にお話します。
吐き気をなんとかしたい!胃カメラをする前に知っておくといいこと
- スコープの太さ
- 経鼻カメラはできるのか?
医療機器メーカーはたくさんあります。病院によって導入されているメーカーは違いますし、その医療機器も最新のものから旧モデルのものから様々です。
スコープの太さはだいたい直径5㎜~9㎜です。
うちは経口は9㎜で経鼻は5㎜です!という病院もあれば、経口経鼻どちらも5㎜です!という病院もあります。なので胃カメラ予約の前にその病院もしくは健診センターのホームページを見てみるか、電話で問い合わせてみてください。
そして過去に経口の胃カメラしかしたことのない方は一度経鼻カメラをしてみましょう。意外と「ビックリするほど楽でした!」という方もいらっしゃいます。鼻は痛そうだなって思われるかもしれませんね。でも、私もいつも涙を流しながら鼻水垂らしながら経口カメラをしていましたが、経鼻は本当に楽で検査中も話ができるほどでしたよ。
吐き気をなんとかしたい!胃カメラをする時に知っておくといいこと
- 正しい姿勢(下あごはクイッとされた気持ちで、左頬を枕にピッタリつける)
- 目を開ける
- 深呼吸(ため息をつきましょう)
【正しい姿勢】
なんだそんなことか・・・って声が聞こえてきそうですがとても大事なんです。胃カメラの一番キツイところは喉を通過するところですよね?
イメージしてほしいのですが、ゴムホースをヘアピンカーブみたいにカーブした筒に通すの難しいとおもいませんか?上のイラストを見ていただくと分かりやすいかと思いますが、胃カメラのスコープも同じで曲がってる所は通りにくいです。なので下あごはあごをくいッとされた感じにするのが一番いいです。
あとは天井をむくと口に溜まった唾液で苦しくなるし、間違って飲み込むとむせるので余計につらくなります。むせてしまってつらい上に、飲み込んだ唾液で胃の中に唾液の泡ができてしまうので、胃の中がよく見えなくなります。そのために唾液の泡を消したりとまた時間がかかります。胃カメラは左向きですると思うので左頬を枕にピッタリくっつけましょう。
【目をあける】
胃カメラで大切なのは体の力を抜くことです。苦しいとついぎゅっと目を閉じてしまいますが、そうすると力が入ってしまうんです。力が入るとスコープが入りづらくなります。たいていカメラ室はモニターで胃の様子が見られるようになっていると思うのでそれを見ることに意識を集中してください。
【深呼吸】
緊張している時って無意識に息を止めませんか?意識して深呼吸することで体の力を抜くことができますし、スコープは呼吸に合わせて進めていくので検査がスムーズに進みます。鼻で息を吸って口からフウ~ッとため息をつくように息を吐いてください。
胃カメラ以外の方法
ここまで胃カメラを少しでも楽に飲む方法をお話してきましたが、なにをしようが胃カメラむりなんです!という方いらっしゃいますよね?はい。わかります。先日も嘔吐恐怖症の方がいらして、胃カメラ麻酔まではできたのですがいざカメラ室に入ると無理でした。
そんな方は血液検査はいかがでしょうか?
血液検査での胃健診
- ペプシノーゲン検査(PG法) 3000~3500円
- ピロリ抗体検査 1600~1700円
- ペプシノーゲン検査+ピロリ抗体検査(ABC健診) 4100~4400円
【ペプシノーゲン検査】
これですね、血液に含まれるペプシノーゲン値を測定して萎縮性胃炎(胃粘膜の老化)の進み具合を調べ
る検査です。萎縮性胃炎から胃がんになることが多いですからね。
【ピロリ抗体検査】
ピロリ菌感染がある胃は胃がんリスクが高いとされています。そのピロリ菌がいないか血液で調べる検査です。
【ペプシノーゲン検査+ピロリ抗体検査(ABC健診)】
上記の2つの検査が同時にできる検査になります。
これらは血液を調べるだけなので血液検査の項目を追加すればいいだけなのです!
たいてい健診で血液検査しますからね。正確なお値段は確認してくださいね!
残念ながら血液検査の結果、胃の萎縮があったりピロリ菌陽性の場合は必ず胃カメラしてくださいね。じっくり調べるためにも保険診療で麻酔をして胃カメラをしましょう。
※食道・胃・十二指腸の病気で治療中の方や胃の状態が気になる方は血液検査ではなくちゃんと胃カメラしてくださいね!そういう場合も健診ではなく保険診療で麻酔をしてじっくり胃カメラをしましょう。
さいごに
胃カメラが少しでも楽にできるようにお話してみましたがいかが、すこしでも健診を受けられる方の参考になれば幸いです。
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